住宅ローンと買取金額の関係
2013年5月17日
住宅ローンと買取査定の関係についてです。
なぜこの2つが関係するかというと、
住宅ローンが通らない物件だと、現金で買える金額でしか再販売できないからです。
あなたの物件を買うのは買取会社ですが、
その買取会社は物件を再販売して利益を出します。
再販売して、個人の買い手を探すとき
住宅ローンのお世話になります。
住宅ローンが通る物件であれば、土地と建物の評価分ぐらいの相場金額でも
売ることができます。
しかし、住宅ローンが通らない物件の場合は、
基本的には現金での購入となってしまいます。
一般の個人の方が現金で支払えるのは
だいたい1000万円ぐらいだと思います。
つまり、たとえ本来なら1380万円程で売れそうな物件でも
住宅ローンが付かないような物件だったら、
1000万円ぐらいが売れる金額となってしまいます。
それでは、どのような物件がローンの通りにくい物件なのでしょうか。
査定を行っている中で、よく出てくるのが違法建築物件です。
違法建築の中でもよくあるのが、容積オーバーの物件です。
容積オーバーとは、どのような物件でしょうか?
例えば、容積率200%地域にそれ以上の建物面積がある場合です。
新築を建てたときには合法だったのが、
その後の法改正により違法となった物件も多くあります。
違法建築となると、融資を受けにくくなってしまいます。
ローンの通る可能性のある銀行も少なくなります。
そうなるとやはり買い手はなかなか見つからず、
どうしても金額が下がってしまいます。
追伸:築年数が古くなり建替えするとき、
同じような容積オーバーの建物を建てることもできません。
建物面積が小さくなるので、住みにくくなるかもしれません。
電話受付時間 9:00~19:00(土日祝対応)