売却した時に必要な税金に関して知りたい方はこちらです
2013年9月10日
From:西 恭平
不動産を売却した際にかけられる税金額の計算方法から、税金がまったくかからなくなる方法まで、関西中古不動産買取センターが蓄積したノウハウと、お客様からいただくご質問をまとめてみました。
よくご質問いただく内容になりますが、
Q:不動産を売却したときにかかる税金はいくらぐらいですか?
A:売ったときの売買成立価格 - 買ったときの売買成立価格 = 手元には残ったお金
手元に残ったお金 × 税率39% = 税金額になります。
計算例
1000万円(売ったときの売買成立価格) - 1500万円(買ったときの売買成立価格)
= -500万円
買ったときよりも、売ったときの方が安かった場合は、税金はかかりません。
税金がかかる場合はこのようになります。
1000万円(売ったときの売買成立価格) - 500万円(買ったときの売買成立価格)
= +500万円
手元に500万円が残っているので税金がかかります。
500万円(手元に残ったお金) × 39%(税率) = 195万円(税金額)
実質手残り収入額は、500万円 - 195万円 = 305万円
注目:次のいずれかが当てはまる場合は、税率が20%まで引き下げられます。
【1】親や兄弟が5年以上所有している不動産を相続した場合。
【2】ご自身で所有している期間が、5年を過ぎていた場合。
計算例
1000万円(売ったときの売買成立価格) - 500万円(買ったときの売買成立価格)
= +500万円
手元に500万円が残りましたが、税率が20%まで引き下げられると、
500万円(手元に残ったお金) × 20%(税率) = 100万円(税金額)
実質手残り収入額は、500万円 - 100万円 = 400万円
Q:買ったときの売買成立価格はどうしたらわかりますか?
A:不動産売買契約書に記載されている価格が、売買成立価格になります。
Q:不動産売買契約書がない場合は、どうやって買ったときの値段を決めるのですか?
A:売ったときの売買成立価格に5%をかけた金額が、買ったときの価格とみなされます。
つまり、買ったときの値段がわからない場合は税金額が高くなってしまう可能性があります。
次の計算例をご覧ください。
1000万円(売ったときの売買成立価格) × 5% = 50万円(買ったときの値段とみなされる)
そうなると税金は、
1000万円(売ったときの売買成立価格) - 50万円(買ったときの値段) = 950万円
税金額は、かけられる税率によって変わります。
950万円 × 20% = 190万円(税金額)
950万円 × 39% = 370.5万円(税金額)
残債が0円の不動産を相続で譲り受けた場合は、
1000万円(売ったときの売買成立価格) - 190万円(税金額) = 810万円(手元に残るお金)
1000万円(売ったときの売買成立価格) - 370.5万円(税金額) = 629.5万円(手元に残るお金)
おさらい。
売ったあとに、手元に多くお金を残す方法は、
ご所有期間が5年以上、買ったときの売買契約書は保存しておいてください!!
PS
上記の計算例には、不動産を売ったり買ったりするときにかかる一般的な諸費用は計算に含まれません。
PPS
そのほかにも、買い替えの場合の3000万円特別控除などを併用すれば、税金がかからない場合も多く御座います。
詳しくは、無料買取査定のご依頼時にご質問ください。
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